「未経験者歓迎」の派遣求人 3つの条件と採用企業のホンネ

この20年間で正社員の数は減少し続け、それに反するよう正社員以外の数は増加しています。派遣社員は、2008年のリーマンショック、2012年の派遣法改正で減少しましたが、2013に底を打ってからは回復基調にあります。労働人口の減少が続くなか、人材不足から未経験者歓迎とする求人が増えてきました。しかし、誰でも歓迎してもらえるわけではありません。未経験者歓迎としながらも、実は採用企業が求めていることがあります。その条件を見てみましょう。

未経験者歓迎の3つの条件

「未経験者歓迎」の求人でも、まったく何の知識も経験もない人が歓迎されるわけではありません。ほとんどの場合、社会人経験や業界、職種経験が求められていると考えてよいでしょう。

社会人経験

仕事をする上での最低限のエチケットやビジネスマナーを身につけていることが求められます。具体的には、身だしなみ、敬語が使えるかどうかなどです。電話対応の経験やOAスキルはプラスになります。ビジネス上の「ホウレンソウ」=報告、連絡、相談ができればさらによいでしょう。

業界経験

社会人経験に加えて、業界経験があると歓迎されます。その業界での大手企業や競合他社、業界の規模などについての知識があると、概要が分かっているから話が早く、採用企業としては教える手間が省けることになります。

職種経験

同じ職種の経験があると仕事の流れがある程度分かっていると考えられるため、一から教えなくて済むというメリットがあります。

派遣で未経験者歓迎とする理由

採用企業が未経験者歓迎の求人を出すには理由があります。募集のハードルを下げ、応募者数を増やすことです。採用企業としては、自社でコストをかけて採用や教育活動をするよりも、求める人材像を伝えれば人を探して来てくれる人材派遣会社を利用するほうが効率的です。応募者の中から少しでも経験のある人材を採用し、教育にかかるコストを抑えたいというのが採用企業のホンネです。

企業が求める派遣人材像

経験者のほうがコストを抑えられるとはいえ、経験者であれ未経験者であれ、採用企業が見ているのは仕事に対する意欲です。知識や経験は、仕事を通して次第についてくるということを採用企業は知っています。しかし、勤務先企業でどんなことをやりたいと思っているかという「やる気」の部分については、応募する人がどれくらい持っているかによるのです。
また、一緒に仕事をしたいと思える人かどうかも大切なポイントです。毎日のように顔を合わせるからこそ、指示の疑問点、不明点の解消などのコミュニケーションが取れるかが重要になってきます。職場に馴染むかどうかも見られています。このように、意欲や人柄も採用企業はよく見ているということを忘れないでください。

「未経験者歓迎」の派遣求人 3つの条件と採用企業のホンネ

未経験者歓迎と書かれている派遣求人は、人材を広く募っていると理解してよいでしょう。その中から少しでもいい人材を選びたいというのが採用企業のホンネです。未経験者の武器は、何も知らないことです。遠慮をせずに質問をすれば、仕事に対する意欲をアピールすることができます。採用企業にとって未経験者は、何も知らないからこそ、新しい気づきを与えてくれる、のびしろがたくさんある人材と考えます。未経験だからと尻込みせずに、積極的にアピールしましょう。