派遣の掛け持ちってできるの? 掛け持ちのメリットや注意点

収入面で心もとなさを感じている派遣社員にとって、掛け持ちは気になる働き方ではないでしょうか。
派遣の掛け持ちは法的には可能ですが、注意すべき点がいくつかあります。
そこで、派遣の掛け持ちのやり方や注意点について見てみましょう。

掛け持ちはOK! 掛け持ちのメリットとは?

フルタイムを希望しているのにシフト制で隙間時間ができてしまう、違う派遣会社から単発の仕事の紹介を受けるなど、「条件が合えばこっちの仕事も引き受けたい」というケースは少なくありません。
こうした別の仕事は引き受けられればうれしいですよね。
掛け持ちは法的には問題ありません。実際、週2~3日の仕事ならアルバイトや他社との派遣を掛け持ちしている、という人も少なくないのです。
掛け持ちをすれば収入アップが期待できますし、たくさんの経験を積めるので仕事に活かせるスキルもたくさん持てるようになります。まかないつきの飲食業と掛け持ちすれば、食費が浮くというメリットもありますよ。

掛け持ちをするなら異なる派遣会社で

派遣の仕事を掛け持ちするなら、異なる派遣会社を選びましょう。
というのは、労働基準法で労働時間が1日8時間・1週間40時間を越える場合は雇用主は割増賃金を支払わなくてはならないのです。この労働時間は、複数箇所で就業している場合でも通算されます。
派遣社員の雇用主は派遣会社です。賃金は派遣先から支払ってくれますが、オーバーした部分は派遣会社持ちになるため、派遣会社は派遣社員に対し時間オーバーをさせないのが一般的です。

派遣会社の就業規則に注意しよう

法的には派遣の掛け持ちはOKですが、派遣会社の就業規則に掛け持ち禁止や他社での就業に関する規則がある場合は、それに従いましょう。
就業規則には違反した場合のことも書いてあります。違反をしてしまったら、規則に則って処分されますので注意が必要です。
こっそり掛け持ちしていても、金額が大きくなって確定申告をおこなえばメインで契約している会社に住民税の請求が行きますので、知られてしまいますよ。

掛け持ちには高いモラルが求められる

特に同業他社を掛け持ちする場合、秘密保持や法令遵守など、責任感を持つことが大切です。
また掛け持ちで体調管理が不十分になり、寝不足などで遅刻気味になる、仕事がおろそかになるといった勤怠への悪影響は、自分の評価を下げることにつながります。
掛け持ちをするなら、社会人としてモラルある行動を取るように心がけましょう。

掛け持ちするなら知っておきたい税金と確定申告

収入が130万円を超えると社会保険への加入が必要になります。1つの派遣会社で130万円を超えれば、社会保険は派遣会社と社員で折半になりますが、複数の仕事を掛け持ちして合計130万円になる場合、どこかの会社との折半できる条件に当てはまらないので、全額自己負担です。
130万円ギリギリだと社会保険の負担が大きくなるので、130万円を超えそうなら1つの会社に絞り、会社と保険料を折半しましょう。
複数の派遣会社で働いている場合、雇用保険は給与が高い会社で入るのがおすすめ。福利厚生はどこの派遣会社のものも使えます。
また、1社だけで仕事をしているなら年末調整を行ってくれますが、掛け持ちしている場合は、メインの会社で年末調整をしてもらっても、掛け持ちしている会社すべての源泉徴収票を持って確定申告する必要があります。

派遣の掛け持ちってできるの? 掛け持ちのメリットや注意点

掛け持ちにはメリットもありますが、注意点もあります。思わぬトラブルに巻き込まれないよう、ここで紹介した点に注意して、賢く働きましょう。