派遣社員の社会保険の仕組みと、加入までの条件・流れ

派遣社員だから社会保険は加入できないと諦めていませんか。
派遣社員であっても条件さえ満たしていれば簡単に加入することが可能です。

そこで今回は、派遣社員と社会保険の仕組みや加入方法についてご紹介していきます。

派遣社員の種類

まず、派遣社員の種類について簡単にご説明します。
派遣社員には、「一般派遣」「特定派遣」「紹介予定派遣」の3タイプがあります。

1. 一般派遣
人材派遣会社に登録し、仕事が決まってから、あなたと派遣会社の間に雇用契約が成立します。
派遣の中では最も割合が多いポピュラーな雇用形態です

2. 特定派遣
エンジニアなどの特定業種での派遣です。
派遣会社との雇用契約が途切れずに続き、仮に仕事が無く働けない状態でも給料が発生するという特徴があります。

3. 紹介予定派遣
最初は一般派遣と同じですが、一定期間を過ぎると人材派遣会社を通さず、仕事先の会社と直接派遣契約が結べる雇用形態です。

特定派遣、紹介予定派遣においては、長期雇用となり正社員に近い扱いを受けることが通例ですので、社会保険にも加入できるケースが多いです。

一方で一般派遣の場合は、短期な仕事が多いこともあり、社会保険に加入できないケースが多いです。

派遣社員が社会保険に加入するには?

派遣社員が社会保険(健康保険・厚生年金保険など)に加入できるかは、雇用期間が関係してきます。
雇用期間が2ヶ月以上の”長期”に及ぶ場合、派遣社員でも法律上は強制的に社会保険の被保険者となります。

つまり2ヶ月以上雇用されるのであれば、派遣社員でも社会保険に加入できる(加入させなければならない)こととなります。

一方で日雇い派遣や1ヶ月間限定の短期派遣などですと、基本的には社会保険に加入することはできません。

厚生年金保険は条件に注意

厚生年金保険は条件に注意

厚生年金保険も社会保険同様、2ケ月以上の雇用期間が条件の1つです。
しかし、たとえ2ヶ月以上の長期雇用であっても、派遣社員だと厚生年金保険に加入できない場合があるので注意してください。

派遣社員が厚生年金保険に加入するためには、「雇用期間」だけではなく「労働時間」「労働日数」も求められます。
1日の労働時間を正社員と比較した時に、4分の3以上の時間と日数は働いておかなければなりません。

ただし法改正により、平成28年10月1日から厚生年金の適用対象が拡大されます。
これによって勤務時間・日数が正社員の4分の3未満でも厚生年金に加入することが可能になります。

もちろん「所定労働時間が20時間以上」「1年以上の長期雇用が見込まれる」「月の賃金額が8.8万円以上」など一定の条件を満たさなければなりません。
それでも、派遣社員が厚生年金保険に加入するためのハードルは今までよりも下がるはずです。

いかがでしたでしょうか。
社会保険への加入は、社会人としての安定した生活や、安心できる未来の獲得につながります。
派遣社員という業務形態を不安に感じる方もいらっしゃいますが、一昔前よりも働きやすい環境が整いつつあります。
心置きなく業務へと意識を向けるためにも、知識を身に着けて、社会保険に関する心配を解消しておきましょう。