産休代替派遣とは? 働く前に押さえておきたいポイント

女性の社会進出が進む昨今、妊娠・出産を経ても働き続けたいと考える女性が増えています。
「産休や育休を取得後、同じ職場に復職したい」と考える人が増える中、注目されているのが「産休代替派遣」です。

今後ますますニーズが高まると考えられる産休代替派遣という働き方について、基本的なことを押さえておきましょう。

産休代替で働く期間は1年~1年半程度

いわゆる産休とは、「産前・産後休業」の略称です。
働く女性は、出産予定日の6週間前(多胎妊娠の場合は14週間前)から出産日当日までの「産前休業」と、出産日翌日から8週間の「産後休業」を取得できると労働基準法で定められています。

産後はこの産休期間に加えて、育児・介護休業法で定められた「育休(育児休業)」を取得する女性も多いでしょう。
育休は子どもが満一歳になるまでの期間、父母どちらでも取得することができる休業制度です。

原則1年間ですが、「保育所に入所を希望し申し込みしたが入所できない」など、一定の理由が認められる場合にはさらに6ヵ月まで延長することができます。

産休・育休を取得する人の業務を、休業期間中に代替で担当するのが産休代替派遣のお仕事です。
このため、産休代替派遣で働く期間は原則1年~1年半程度となります。

産休代替派遣は通常の派遣とどう違う?

産休代替派遣とは? 働く前に押さえておきたいポイント

産休代替派遣で働く場合、一般的な派遣で働くときとどんな違いがあるのかを確認しておきましょう。

まずは、派遣期間についてです。
2015年に施行された改正派遣労働者法では、一部の例外を除いて業務内容に関わらず派遣期間が制限されることとなりましたが、産休代替派遣については例外として認められています。

つまり、「抵触日による派遣期間の制限がない」という点で通常の派遣とは考え方が異なると言えるでしょう。
基本的には産休・育休を取得した従業員が復帰するまでの期間働くことになります。

先述の通り、長くて1年半程度の派遣期間となるため、一般的な派遣と比べて同じ職場で働く期間は短くなります。

また、業務内容については、産休・育休を取得する従業員の担当業務を基本的にそのまま引き継ぐ形になります。
業務内容や求められるスキルがあらかじめかなり具体的であるという点も、産休代替派遣の特徴です。

産休代替派遣で働く場合の派遣期間や業務内容については、あらかじめよく確認しておくようにしましょう。

産休代替派遣で働くときの注意点は?

産休代替の場合、産休を取得する従業員から引き継ぎを受けることになります。
妊娠中の女性は体調に変化が生じやすいこともあり、引き継ぎが予定通りに進みづらいこともあります。

また、早産などの事情で予定より早く休業に入ってしまう可能性も。
なるべく早めに業務の引き継ぎを完了できるよう、メモを取る、わからないことをその都度確認するなどといったことを意識してください。

そのほかは基本的に通常の派遣で働く場合と大きな違いはありません。
派遣先のルールを理解するとともに、職場の人たちに溶け込むよう心がけるのが大切です。

産休代替派遣は、引っ越しや留学などの事情で働ける期間が決まっている方や、いろいろな職場でいろいろな仕事内容を経験してスキルを身につけたい人に向いている働き方だと言えます。
ご自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、産休代替派遣という働き方についても検討してみてはいかがでしょうか。