CADオペレーターの職業病「マウス症候群」を知っていますか?

「マウス症候群」という言葉をご存知でしょうか?
これはパソコンのマウスやキーボード、テンキーなどを長時間扱い続ける職業の人によく出る反復性のストレス障害です。

特に微妙なマウス操作作業を繰り返すCADオペレーターにとっては職業病とも言えるでしょう。
その症状と対策について知っておきましょう。

マウス症候群の症状

マウス症候群の主な症状として、以下のようなものが挙げられます。

1.肩や腕全体が重く、怠く感じる。
2.指先がしびれ、握力が失われる。
3.偏頭痛を伴う背中や首、腕の痛みが出る。
4.手首が強張り動きづらくなる。

全体的に肩から首、腕の動きが阻害され鈍い痛みが続くようになります。
場合によっては指先の感覚が鈍ることもあります。

マウス症候群の原因

マウス症候群は、主に以下のような原因によって引き起こされます。
該当する場合は気を付けた方がよいかもしれません。

1.毎日6時間以上マウスを触っている。
2.普段運動をあまりしておらず、筋力がない。
3.寝る姿勢が仰向けではなく、うつぶせや横向きで体を丸めて寝るなどしている。
4.パソコンの操作をしながら資料などを見るために体を傾けたりねじったりすることが多い。
また無理な姿勢でパソコンの操作を10分以上続けることがある。
5.椅子と机の高さ、キーボードとモニタやマウスの位置が適正ではない。

これらの行動の結果、体が歪んだ状態で固定されてしまい、肩や腕の周囲の筋肉や血管が引きつれることによってマウス症候群を発症してしまうのです。

マウス症候群の対策

マウス症候群の対策

基本的には無理な姿勢で硬直してしまっていることが原因となるので、以下のような対策を取ることで症状が緩和される場合があります。

1.1時間に1回はパソコン作業に5分程度の休憩を挟み、腕や腰を回したり軽いストレッチをする。
2.パソコンの作業をするとき足を組んだり体を傾けたりしないように心がける。
3.週に最低でも1、2度は1時間程度の運動をする。30分歩くだけでも効果はあります。
4.作業中でも思い出したときに手や腕をマッサージする。
5.パソコンとモニタやマウスの位置を適正なものにし、可能であればマウスは操作に加重のかからないものに交換する。
フットレストなどを使用するのもよいでしょう。
6.きちんと眠り栄養バランスのよい食事を心がける。
これはすべての健康の基本です。

マウス症候群に限らず、体は調子を悪くしていくと悪くなったところをかばおうとして、ほかの部分がさらに無理をしてしまいます。
その結果全体のバランスが崩れ、結局全部をもとに戻すためにはお金も時間も掛かるということになってしまうのです。
症状が悪化していると感じたときは、すぐに専門家の診断を受けてください。