派遣社員でも産休は取れる? 産休・育休を取得するための条件とは

働く女性にとって産休や育休が取れるかどうかということは、就業する上でポイントとなる問題です。
正社員であれば産休はもちろん育休も取りやすい会社が増えてきているイメージがありますが、派遣社員ではどうなのでしょうか?

ここでは、派遣社員が産休・育休を取得するための条件や注意点についてご紹介します。

そもそも派遣でも産休・育休は取得できるの?

「派遣社員は産休・育休が取れない」と誤解している方が多いですが、平成17年の育児・介護休業法改正によって、派遣社員でも正社員のように産休・育休が取得できるようになりました。

これには、日本では非正規雇用の人口は増加傾向にあり、女性の派遣社員が増えているということが背景にあります。

近年では当時よりも派遣社員が増えてきているので、政府の判断に間違いはなかったといえるのではないでしょうか。

産休取得の条件

産休取得は雇用形態に関係なく、労働者であれば取得できます。
「産休を申し込んだらクビになるかも?」を思う人も少なくありませんが、労働基準法で「産前直後30日は解雇できない」と定められているだけでなく、男女雇用機会均等法でも「妊娠・出産・産休を理由に解雇できない」と定められているため安心です。

産休は、産前休業と産後休業の2つに分けられます。
・産前休業
出産予定日の6週間前から取得が可能です。
双子以上の場合は14週間前から取得することができます。

・産後休業
基本的に、出産の翌日から8週間は就業できません。
しかし産後6週間が経過し、医師からも許可が取れ、本人が復帰の申請をした場合は就業することが可能です。

「出産予定日が1週間伸びてしまった」など、予定していた期間が伸びた場合も産前休業に含まれます。
予定日6習慣前をスタートしてから出産当日まで期間と考えましょう。
産前休業が伸びたとしても、産後休業の8週間が減ることはありません。

育児休業を取るための条件

育児休業を取るための条件

育休は産休と違って男性も取得することができ、子供が1歳になるまでの間、希望する期間だけ休業することができます。

これは契約期間が定められた派遣社員でも取得することが可能ですが、育休は産休とは違い取得するためにいくつか条件が加わります。

〔条件〕
・現在働いている勤務先で1年以上勤務している
・1歳未満の子どもがいる
・週に3日以上勤務している
・1歳になった以降も契約更新の可能性がある
・子どもが2歳になる誕生日の前々日までに契約更新されないことが明らかでない

最後の条件は要するに、契約期間の終了日が子供の2歳の誕生日の2日前までにあると育休は認められないということです。

このため1歳になった後に契約更新されても2歳の2日前までに雇用が終了する場合は、育休が認められないので注意しましょう。

育休には延長できるケースもあります。
〔条件〕
・父母がともに育児休業を取得する場合 :1歳2ヵ月まで
・保育園の入園ができなかった場合:1歳6ヵ月まで
・育児に携わる者が精神的・肉体的な疾病を患い、育児が困難な場合(離婚や配偶者の死亡も含まれます):1歳6カ月まで

保育園に入園できなかった場合は1歳6ヵ月まで延長することができます。
この場合は保育園で「不承諾証明書」を発行してもらいましょう。

産休・育休の申請は、企業によって必要になる書類や申請にかかる期間が変わってくるため、余裕をもって問い合わせてみましょう。
自分の現在の雇用状態と照らし合わせて動き出すことが大切ですよ。